・レチノイン酸 retinoik acid ,tretinoin
トレチノインともいい「レノバ」などの海外のシワ改善医薬品に含まれる成分。
24週間塗ることで、64%の人のシワが改善したという米国の医療機関での集計データもあります。
レチノイン酸は表皮の細胞に直接働きかけ、角質を薄くする一方で表皮を厚くしてシワを治す。
残念ながら、医師の処方箋のいる薬のみの配合が許される成分。この成分を含むクリームをつけていると、シワが改善する一方で副作用として皮がむける、赤くなるなどの症状が出やすい。この効果と副作用をうまくコントロールする必要があるため、医師の診察が義務づけられています。
また、現在、日本では薬としても発売が認められていない。
医師たちが、自分でレチノイン酸を購入して、クリームと混合した自家製剤を作って治療しているのが現状です。
・レチノール(ビタミンA) retinol
ビタミンAのこと。
レチノイン酸に非常に近い物質で、肌に塗ると一部がレチノイン酸に変化して表皮細胞の増殖を促し、表皮の厚みを増してシワを消すと考えられている。同じ量のレチノイン酸と比べると約30分の1の効力と考えられています。
日本製の製品の場合、製品によって異なるが、「レノバ」の20分の1程度の効き目と考えておくといい。
効き目がマイルドなこともあり、皮が向ける、赤くなるという副作用はレチノイン酸よりも少なく、化粧品として安心して使えます。
レチノール自体は非常に壊れやすい物質なので、チューブやエアレスポンプなどの気密性の高い容器に入ったものを選びましょう。
レチノールより、ややシワ改善効果は劣りますが、類似成分のパルミチン酸レチノール(retinyl palmitate)は壊れにくいです。
・カイネチン kinetin
米国で医師が治療目的で患者に直接販売するスキンケア製品が「カイネレース」。
カイネチンはその主成分。カイネレースはレノバとの比較試験が行われており、シワ改善効果では同等に近い効果を持つことがわかりました。
一方で、皮がむけたり、赤くなるという副作用はありません。
カイネチンはそもそも、植物ホルモンとして知られていて、動物への効果はあまり知られていませんでした。
しかし、動物の体内にも遺伝子の断片として、普段から微量が存在する物質。
実験結果からは、この遺伝子の断片にあたるカイネチンを塗ると、肌の細胞が活性化することがわかっています。
また、動物の細胞培養に使うと寿命が延びたという研究結果もあります。
カイネレースは米国では医師向け製品だが、ほかにもカイネチン入りの市販化粧品は存在します。
日本でも既に育毛剤に使われており、2001年には化粧品も登場する可能性があります。
・アスコルビン酸、リン酸Lアスコルビン ascorbic acid、ascorbyl phosphate
上の成分名は「アスコルビル」の後には、「マグネシウム」か「ナトリウム」が続く。
どちらもビタミンC誘導体と呼ばれるものです。 アスコルビン酸、つまりビタミンCは真皮のコラーゲンの合成を増して、シワを減らすといわれていました。
しかし、塗ってシワがのびた実例はほとんどなかったのです。
それはビタミンCが分解されやすく、肌への浸透力が弱かったためです。
ところが、米国でビタミンCを7.5~20%含んだ高濃度のビタミンCコスメが発売されるようになると、本当にシワが取れたという研究が発表されるようになりました。
一方、日本の化粧品では分解されにくく、肌の奥の真皮層に到達する、上記のビタミンC誘導体が使用されるようになりました。
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